お灸にも変革が必要

戦前を代表する鍼灸のビックネームに澤田健先生がおり 斯界に大きな足跡を残しています。

お灸を多く用いて施術されていたようです。

要穴とされる常用穴は13穴 左右合わせて22穴

病によって穴を増やすので全体で40~50穴前後穴にお灸を据えていたと思われます。

 

お灸は同じ穴に連続して 三壮 五壮 七壮と据えますので

三壮で120~150 五壮で200~250前後のお灸を一度の施術に据えたようです。

短時間でこれだけのお灸を据えるには、施術者の技術も必要ですし

当時の主流は有痕灸(熱く痕が付く)でしたので 受け手の負担も大きかったと思われます。(この苦痛から逃れられるのであれば、多少の熱さや痕が付いても我慢しまっせ)

 

現代人は非常に熱さに敏感です

理由として

皮膚が薄く熱さに弱い

脳が昂ぶっていて痛さ熱さを増幅してしまう

などでしょうか

 

当院は、お灸の良さを残しつつ現代に則した灸法を試行錯誤して

熱くなく痕が付かない今の灸法にたどり着いています。

 

 

 

 

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