お灸の力

鍼灸師と名乗っても、実際にお灸を用いて施術する先生は少ないと思います。

それも十分に効果を発揮する実践的なお灸です。

お灸が盛んに行われていた時期と現在の日本人は体格も違えば肌質も違います。

現代人は皮膚が薄く熱に敏感なので、それに則した灸法が必要です。

当院は、モグサが燃え尽きる間際に竹筒を被せ、酸素を遮断し消火する方法を考案し実践しています。

ほのかに熱さを感じますが、耐えられない程の熱さではありません。

もう一つ大事なのが、どこにお灸をするのかってことです。

膝が痛ければ膝 腰が痛ければ腰 薬局で買ってきたお灸を家で

するならそれでよいでしょう。

お灸専門治療院はそうはいきません。

カイロプラクティックにサブラクセーションという考え方があります。

背骨の歪みやズレにより神経を圧迫する事で、様々な不調をきたすという考え方です。

私は神経を圧迫して云々ということには懐疑的ですが、背骨の歪みにより背骨に付着する

膜組織に歪みが生じる事で、様々な痛みを誘発すると考えています。

膜組織と表現しましたが、様々な生理機能を有するいち器官と捉えています。

背骨の歪みを簡便にとらえるため、独自に考案したチタン製のローラーを用いて

背骨の歪みを検出し、そこにお灸する事で、痛みの緩和や運動機

能の向上が図れます。

 

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